池里 僕らがやってることはエンターテイメントなんだけど、今回はアングラ出身の役者さんとかも呼んだりして、アングラとエンターテイメントが混在したような雰囲気をだしたかった。

アングラってのはものすごくエネルギーがあって濃密した世界なんだけど、僕のやりたい領分とちょっと違う。でも一方的な押しの強さというか、パワーがある。

いっぽうエンターテイメントってのはさ、誰でも受け取りやすく、お客さんに「見せる」ということを意識してつくるから丁寧なんだけど、密度は少し薄まってしまう感があるんだよね。

どちらも「芝居」というジャンルでどちらがいいか悪いかなんてのはナンセンスなんだけど、アングラを評して「オナニー」だと言う人もいれば、エンターテイメントを評して「客の顔色ばかりみやがって」と評する人もいると思う。

で、今までのカリバカってのは物語をとにかくお客さんに見てもらいたい、喜んでもらいたい、ってのは第一だから「濃いなあ」というような芝居とは少し違ってて、僕はそれをなんとかできねーかな、とか思ってたんだよね。

で、数本、アングラ芝居みたいなのを見て「あー、こういう世界はわかるけど、ちょっと違うかなあ、でもいいところもあるなあ」とか思ったりもして。

では自分は何を作りたいんですか?といわれたときに、先ほどいったようにジャンルの垣根をおぼろげにしてみたかった、というのがあるので、どうせなら混在した空間が作れないかな、と思ってたんだ。
それが今回はやはり楽しみで。
脚本読んでも感じたのだけど、アングラとエンターテイメントそれぞれがつながり互いに影響しながら、しかし独立してそこにあって、混ざりきらずただそこにあるような。
何度も今回、例えに出してるけど、コーヒーに入れたポーションミルクがカップの上で、混ざりあわないままくるくると回っている、その姿を見ているような、そんなイメージ。
池里 前回のネムリタが穏やかで静かなエンターテイメントだとすれば、今回のダリックスは静と動・陽と影が混在したエンターテイメントかな。

夢と現実。リアルとアンリアル。アングラとエンターテイメント。客と演じ手。
いろんなものをゆらしたり、まぜたりしながらも、一本の螺旋階段をあるっているような話にしたいと思っています

ふたつを紡ぐのは、ある「愛」の話なのだけど。
愛にはいろんな愛があると思うけれど「愛」って何かな、といろいろ並べると異性愛とか家族に対しての愛とか、いろいろな種類の愛がある。そういう愛が人をとらえて、翻弄してしまうこともあります

再生の話なんです、簡単に言えば、だけど。
愛にとらわれて残酷な運命を歩んでしまった人の再生のお話。
難しそうなテーマを、ダリや深層心理の世界からひもといていきたいと思っています。
それこそダリと妻ガラなんかの話もあるしね。
池里 そうそう。

しかし、カリバカ主宰が「愛」と。
池里 いや、あなたね・・・・愛ですよ。これ。

私がいて 劇団がいて


劇団がいて お客さんがいて


お客さんがいて ホリエモンがいて
ホリエモン!?
池里 ホリエモンがいて インターネットがあって

ホリエモン!?ネット!?ん!?愛!?
池里 インターネットがあって 漫画喫茶があって
漫画喫茶のジュースを飲んでる俺がいて
世界は循環してるわけです。
そこで、ヒッピー思想にたどり着いちゃうと。
池里 まあ、そうだよね。
ヒッピー、愛の人だしね。
池里 夏の暑さにダリーといってる人も………
今、ダリーからダリにつなげると思ったろ?………

……………………………………

…………………………

………………

…………


……正解だよ。
正解かよ!
池里
そう思ったやつ、正解。正解者は劇場にきていいよ。ごめん、来てください。

あ、くしゃみでそう・・・



はっ・・・






はっ・・・






はっ・・・







ダリックス!!!

うそん!
池里 いやー、きわめて宣伝ともとられかねないようなあざといくしゃみがでてしまったね。あとさ、言い忘れたけど、劇場ロビーもちょいと不思議な空間になっていると思うから
きてください。

あー、駄目だ、またくしゃみが・・・



はっ・・・






はっ・・・






はっ・・・







ハムナプトラ!
!!(@_@;)
池里 最後もダリックスというと思ったやつ……

あめーんだよ!!!

123

>>> Dalix-ダリの経験- 公演情報