2006年06月18日

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赤坂千亜希

 大阪在住のイラストレーター。
  2003年9月zizzにて初個展を開き、最近では 中川実紀・北野恭介ジャズライブ告知ポスターを手がけるなど活動の幅を広げている。
 素朴な線と素朴な色彩が独特の構図と絡み合う、絶妙なバランスが魅力。
tschiaki@hotmail.com
某月某日 メッセンジャーにて会話を始める二人
佑里沢: こんばんわ。
赤坂: こんばんわ。
佑里沢: チラシ作ってくれた方にいろいろ聞いちゃおうと思って、今回。
赤坂: ええ。よろしくお願いします。
佑里沢: まあ、気楽にきいていこうとおもいます。
赤坂: はい。
 
きっかけは なに?
佑里沢: まず どうして 今回やってみよう、とおもってくれたんですか 
赤坂: なんだか面白そうだな、と思ったので。
佑里沢: なるほど。赤坂さんとの出会いはmixiっていうポータルサイトですけども 顔もみたことがない相手と組むのは不安ではなかったですか? 正直にどうぞ。(笑
赤坂: (笑)日記が面白かったので、その人の創るものを絵にできるというのは楽しみでした。
佑里沢: なるほど。普段、ご自分で描かれる絵と違って今回みたいなのって物語先行じゃないですか。 作品のテイストを話し合いながらチラシのイメージを描くというのは  やはり 難しかったりしますか?
赤坂: いえ、楽しかったですよ。 何かを表現する、それが自分の中のものか人のものかという違いで、 人のものを理解して絵にできるのは面白いことです。
佑里沢: なるほどー。興味深いなあ。 僕は絵描きさんじゃないからわかんないけれども たとえば今回も何回かラフとかやりとりしましたけども 最初ってどうしても試行錯誤じゃないですか、お互い(笑)
赤坂: ええ。
佑里沢: 僕のイメージとかがわかってくるまでは やはり やきもきしたりとかするんですか?
赤坂: やきもき、しましたね。
佑里沢: だよなあ(笑
赤坂: どうにかイメージをつくって、当てはまればいいな、と思いながら描いてました。
佑里沢: なるほど。
佑里沢: 僕がちょっと不安だったのが お互い今回なんてあったことがないじゃないですか。
佑里沢: メッセだけで。
佑里沢: 文のやりとりで感性をやりとりするって はじめてだったんですよ(笑
赤坂: 文のプロなのにですか?(笑)
佑里沢: あははは。
佑里沢: 物をつくりあうってときは 小説や脚本とちがうから 会って雰囲気とか共有したりして 普段は一緒につくることおおいのですよ(笑 だから  あったことがない人にチラシを頼み、メッセージでやりとりしてすすめていくっていうのが どうなるかちょっと初めてで(笑
赤坂: なるほど^^
佑里沢: でもできるものですねえ。
赤坂: ですねえ。 私は詩とか話とかを絵にする事もあったので、あまりその点は不安ではなかったです。
佑里沢: そうかあ。そういうのってのは 昔から?
赤坂: 高校の授業からです。
佑里沢: 授業中に落書きみたいな?
赤坂: いえいえ(笑)美術の。
佑里沢: なんだ。僕は高校の授業では だいたいパラパラ漫画かいてましたよ。
赤坂: あはははは。
佑里沢: 動くウンコが最後、蛇になるんです。
赤坂: うぉー(笑)
佑里沢: 一部で好評でした。
佑里沢: ごく一部ですけどね。ええ。
赤坂: 見てみたいです(笑)
 
あのえは なに?
佑里沢: 今度はチラシの絵についてお聞きしてもいいですか?
赤坂: はい。
佑里沢: やっぱり いろいろイメージふくらんだとおもうのですよ。赤坂さんの中では 今回の芝居で どういう部分をとって描こうとおもいましたか。 まあ、もちろん赤坂さんには芝居のあらすじの話をちょろっとしただけなんですけども。 そういうのあればきかせてくださいな。
赤坂: 日常の行き先のわからなさ、奇妙さみたいなものを。
佑里沢: なるほど。チラシに描かれている男女あるじゃないですか
赤坂: はい。
佑里沢: 彼らの視線の行き方というのがとても奇妙なんですよ なんか、一緒に象の背中のってるのに おなじところ見てないっていうか。そういうのも意識されたんですか?
赤坂: そうですね、
赤坂: 女性の方は男を食わせているわけで、なんとなくこれでいいのかなあ、という気持ちがあるのではないかと
佑里沢: なるほどなるほど。たしかにそんな感じする。
赤坂: 男性の方は女性に食わせてもらっているわけで、なんとなくこれからの事も流れ任せで見ている気がして。
佑里沢: なんかすごく今回の芝居の距離感みたいなものがでてて いいなあ、と思ったのですよ。
赤坂: うれしいです!
佑里沢: 僕と赤坂さんは距離がはなれているから 今回はメッセンジャーでいろいろやりとりしましたね。 そのときにも男女の話は結構たくさんしたよね。
赤坂: はい。
佑里沢: 赤坂さん自体は そういうカップルの関係って理解できますか?
赤坂: うーん。。。
佑里沢: たとえば 女は食わせているけど 男にはいてもらわなきゃこまるし 男は流れに身を任せていながら これでいいのかなあ、みたいにおもっているという。 あんまりないか(笑
赤坂: 刹那的な関係ならアリかな、と思います(笑)
佑里沢: あははは。
佑里沢: まあ、こういうのは深くは聞かないでおきましょう(笑
赤坂: お願いします(笑)
 
あのぞうは なに?
佑里沢: 今回のチラシの象、あれは どんなイメージ?
赤坂: 不安感です。
佑里沢: なるほど。
赤坂: 昔、想像を頼りに描かれた絵をモチーフにしたので、実際のものとはちょっと違うと思ってもらえると嬉しいんですが、 そこのズレのような所に不安定さが出ればな、と。
佑里沢: なるほど。 なんかさ、あの象 とても淡々とした目をしてるじゃない? 悲しいとかそういうんじゃなくて、あるがまま、というか。 そういう存在って  善でも悪でもなくて とても怖いっておもうんですよ
赤坂: そうですね。 行き先を任すものの象徴なので、あるがまま、という風にとってもらえると嬉しいです。
佑里沢: なんかね、ああいうものだとおもうんですよ。よくわからない恐怖っていうか 日常をぶっこわしていく存在って。 悪魔とか 天使とかでもないんですよね
佑里沢: あの存在は。でも不気味。
赤坂: ええ。特に何の味方とかでもないですね
赤坂: その点で、 ペガサスとかは危険だな、と思ったんです。なんとなく善に近いので。
佑里沢: あははは。 ペガサスが危険って なんかおもしろいですね。言葉だけでいうと。
赤坂: あはは。
佑里沢: たしかにペガサスはあわないですね。なんか幸せを運んできそうだもん。
赤坂: そうそう。
佑里沢: ただ、そこにある不気味さ、っていうと やはり象ですよね
赤坂: 象で。
佑里沢: 牛とか ヤギでもパンチは足りないし。
赤坂: パンチ!
佑里沢: そういえば パンチのある絵をお願いします、といいましたね。お願いするとき。
赤坂: ええ^^
佑里沢: それもよく考えたら へんな感じですけど わかっていただけてよかった。 赤坂さんは「ファンキーってことでいいんでしょうか?」 っていってて、それもおもしろくて。
赤坂: ああ、ファンキーっていいましたね(笑)
佑里沢: ええ。僕もあわててファンキーでお願いします、といいました。
赤坂: 変な話ですよね。
佑里沢: ええ、まったく変な話です。
 
おえてみて どうよ
佑里沢: 実際 作り終えてみてどんな感じですか
赤坂: 感無量です。
佑里沢: あはは。 感無量ってなんか 面白い言葉ですね。 満足です、というよりもより 深い気がします。
赤坂: ええ、そりゃもう。イメージを絵にして、ピッタリだといわれたらもう嬉しくて。 そしてそれが世に出て行く、と。
佑里沢: いやー 感謝したいのはこちらですよ。 いつもチラシ頼んでいる友人がいるんですけどね 。今回仕事が忙しいので いい機会だから別の絵描きさんを探してみるか、とおもったのがはじまりだったんだけど 今回やってみて なんか手ごたえを感じました。 まったく会ったことなくても 結構ちゃんとメッセージ行き来すれば イメージがあうものできるなあ、って。
赤坂: イメージがあう、最高ですね。
佑里沢: ええ。で、これを機会にいろんな人にチラシつくってもらおうと思って。 赤坂さんのが この企画の第一号ってことで。いいすべりだしをもらえたのも  赤坂さんのおかげです!!
赤坂: そんな風に言っていただけると泣きそうです。感涙!
佑里沢: ハンケチ1枚5千円ですが、よければつかってください。
赤坂: 高いです。
佑里沢: 高かったですか。どさくさにまぎれようと思ったんですけど。
赤坂: 気づくわ。ドアホ。
佑里沢: ドアホいいましたか。
赤坂: ええ。ドアホいいました。
佑里沢: ・・・ 赤坂さん、チラシほんとうにどうもありがとうございました。
赤坂: こちらこそ どうもありがとうございました。ドアホっていったの、冗談ですよ。
佑里沢: 傷ついた。傷ついて切腹しようと思った。
赤坂: ごめんなさい。そんなつもりじゃ・・・
佑里沢: 嘘だよぉ~ん
赤坂: なんて人だ!!!


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